平成30年度「食料・農業・農村白書」説明会を、令和元年6月19日(水)に環境・情報科学館(メープル) 1階ホールにて実施しました。

今回は、講師に農林水産省大臣官房 広報評価課 情報分析室 室長 伊佐 寛 氏をお招きして、食料・農業・農村白書の中から、第1章 食料の安定供給の確保、第2章 強い農業の創造、第3章 地域資源を活かした農村の振興・活性化 について、説明用のスライド投影と「平成30年度 食料・農業・農村白書の概要」を用いて農業政策などを解説いただき、60名が聴講しました。

今回の説明会は、本学の学生と教職員に加えて学外にも聴講者を募ったため、三重大学が進める科学的地域環境人材(SciLets)育成事業の受講者をはじめ、三重県農業研究所や三重県農業協同組合中央会や企業からも参加がありました。

説明後に行われた質疑応答では、今回から聴講範囲を広めた社会人(科学的地域環境人材(SciLets)育成事業の受講者など)からも質問が寄せられ、講師から丁寧な解説と回答をいただきました。
 本説明会は、大学として持続可能な開発目標(SDGs)の4「質の高い教育をみんなに」の実践と、2「飢餓をゼロに」の取り組みの理解を目的として開催しました。


挨拶(学長補佐・環境研究保全部門長 金子聡教授)


講師 伊佐寛氏


講演の様子

  
質疑応答の様子

農林水産省では、令和元年5月28日に「平成30年度 食料・農業・農村白書」を公開しました。平成30年度 食料・農業・農村白書(令和元年5月28日公表)[外部リンク]からご覧ください。

 ※4「質の高い教育をみんなに」

ターゲット:4.7 2030年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。 ターゲット:4.4 2030年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。

 ※2「飢餓をゼロに」

ターゲット:2.4 2030年までに、生産性を向上させ、生産量を増やし、生態系を維持し、気候変動や極端な気象現象、干ばつ、洪水及びその他の災害に対する適応能力を向上させ、漸進的に土地と土壌の質を改善させるような、持続可能な食料生産システムを確保し、強靭(レジリエント)な農業を実践する。