三重大学生協のレジ袋削減活動
環境ISO学生委員会は平成19年度に資源の有効活用、再生・環境負荷の低減の実現のために本学が企画・デザインして、
三重大学オリジナルエコバッグを作成しました。平成19年12月から全学生・教職員に配布し、
三重大学生協では平成20年1月1日よりレジ袋の削減を目的にレジ袋有料化を開始しました。
平成21年10月にはレジ袋を置かないコンビニが日本で初めて学内に出来ました。毎年、新入生にオリジナルエコバッグを配布しています。
平成29年にエコバッグのデザインが新しくなりました!!
平成19年から配布を開始しているエコバッグのデザインが、平成29年に新しいものに変わりました。
デザインは当時の1年生のもので、76件のデザイン案から、総数400票の投票、
選考委員による選考と学長の最終決定を経て、下の写真のものに決定しました。
(新しいエコバッグ)
デザイン変更に伴い、エコバッグの形状も一新され、従来のものよりも大きく、
マチや内ポケットもついて、より使いやすいものになりました。
この新デザインのエコバッグは平成29年から入学生に配付されています。
エコバッグ・レジ袋使用状況調査
2007年12月に三重大学オリジナルエコバッグを全学生と教職員に配布し、
2008年1月1日より生協店舗でレジ袋の有料化がスタートしました。
それに伴い、2008年1月にどれほどレジ袋の使用が削減されたかという調査を実施しました。
三重大学生協翠陵店レジ袋使用枚数
2007年6月末に行った調査では、年間約20万枚のレジ袋が使用されているという結果でした。
これは石油量で換算[1]すると、約3660Lであり、CO2の排出量[2]は約9300kgにも及びます。
この調査中にエコバッグ使用枚数を調べたところ。約380個使用されており、
商品の持ち運びに使用されている袋としては、6割以上を占めていました。
この活動は、2010年度まで実施してきており、現在も活動中です。
レジ袋使用枚数は継続的に削減できており、2010年度のレジ袋使用枚数は約2900枚となり、98.5%削減されました。
これは、石油量で換算[3]すると、約53.07Lと約3606.93L、CO2の排出量で換算[4]すると、
約137.75kgと約9362.25kg削減されたことになります。
また、平成22年度のレジ袋辞退率[5]は、年平均で99.4%と非常に高い数値になりました。
月別で見ると、長期休暇の時期に高く、年度明け、年明けに低いという傾向があり、最も高い月で99.6%、低い月でも99.2%になりました。
[1]石油量換算=レジ袋1枚に必要な石油使用量0.0183(L)×レジ袋使用枚数(枚)
[2]CO2排出量換算=レジ袋1枚につき出るCO₂量0.0475(kg)×レジ袋使用枚数(枚)
[3] 1と同様
[4] 2と同様
[5] レジ袋辞退率=(大学内における)(レジ袋利用者(人)÷店舗利用者(人))×100