環境報告書2011

環境報告書2011 page 27/84

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3.特集COP10 in三重アジア・太平洋ユース生物多様性宣言文この度COP10 in三重に参加した私たち、アジア・太平洋地域のユースは、今回の伊勢湾洋上学習と亀山での里山学習の経験を生かし、アジア・太平洋、さらに世界....

3.特集COP10 in三重アジア・太平洋ユース生物多様性宣言文この度COP10 in三重に参加した私たち、アジア・太平洋地域のユースは、今回の伊勢湾洋上学習と亀山での里山学習の経験を生かし、アジア・太平洋、さらに世界の生物多様性の保全及び生物資源の持続可能な利用の為にこの宣言文を作成しました。私たちは、これまで山、川、大地、海、自然からたくさんの恵みを受けてきました。しかし、現在、人間の手による外来種の移入、気候変動に伴う温暖化、自然の破壊等によって生物の多様性が失われつつあります。私たち人間は生態系の一部であり全ての命が互いに依存している、ということを再認識する必要があります。今私たちは、国を越えた地球上全ての命が共存できる世界を創るために、具体的な計画を作り行動しなければなりません。従って私たちは、地球上の全ての命が調和する持続可能な世界を創る為に、次のように宣言します。1私たちは生物多様性を守り、これを豊かにする為に知識を身につけ、行動します現状の問題を把握しそれの解決にむけて、生物多様性の正しい知識を身につけます。自然と多く触れ合い、現場を知り、自然の大切さを実感して責任ある行動をしていきます。2私たちは今ある生態系がこれ以上破壊されないように努めます。今回の経験から得た知識を地域の人々と共有し、地域の生物多様性の保全活動を展開します。生物多様性に配慮した商品を購入していくとともに、日常生活での水、エネルギー、生物等の資源の無駄をなくします。3私たちはグローバルな視点を持ち、アジア・太平洋ユースネットワークを強固にし、問題解決にむけ協力します。アジア・太平洋ユースネットワークを構築し、意見交換を継続的に行い、さらに世界の生物多様性を促進させます。各国の政府に対して、遺伝資源の利用から生じる利益の公平な配分を要請していきます。4未来世代へのビジョンを持ち、知恵を絞り、次世代へ恵まれた生物多様性を残すように努めます。生物多様性に関する意識を向上させていく為に持続発展教育(ESD)の強化を要請します。将来、私たちが各国のリーダーとして、生物多様性の問題を解決していくことを自覚します。私たちは遺伝資源から生じる各国の利益を平等にし、平和で豊かな世界を目指します。そして生物多様性を失うことなく、自然と人間が共存し、多様な種があふれる世界を2050年までに実現します。命あふれる地球を未来の世代に引き継ぐことが、今を生きる我々の使命です。2050年ビジョンを掲げ、今後私たちが環境人材として、情報発信、活動を行い、生物多様性の減少をくい止めます。そして全人類が自然と共存し幸せな生活が出来るようにします。この使命を果たすため、共に努力を惜しまないことをここに宣言します。2010年10月16日アジア・太平洋地域ユース一同特集声「COP10 in三重」を終えて私がCOP10 in三重学生実行委員会実行委員長をすることになったのは以前参加したCOP15で得た経験を生かして何か私にできることはないかと思っていました。また、COP15では「難しそう」という印象を持たれた方もいたので、COPは自分たちの生活に関わる身近な問題を話し合う場でありで理解しやすいものであるということを、みなさんにも分かってほしいと思っていました。そんな中、朴先生からCOP10の実行委員長をしてみないかと声をかけていただき、引き受けました。「COP10 in三重」では日本人と海外の方との間で意識の違いが見られたのが印象的でした。海外の方は「自分たちの問題だから何とかしなければ」、日本人は「環境について学ぶぞ」といったようCOP10 in三重に考え方の違いが感じられました。こうした違いがある中で海外の多くの方々と交流でき、いい刺激学生実行委員会実行委員長になりました。人文学部4年活動していく中で、次は何をすべきなのかということを組織として考えながら行動できたことはよか伊藤朋江ったと思います。個人としては1つのことに関して様々な議論ができる相手ができたことがよかったと思っています。また、社会人になって思うことですが、ひとりひとりが組織として責任を持たせてもらって活動できたことで、組織の一員として行動することがどういうものなのかが、なんとなく分かったことも、良かったことのうちの1つだと思います。Environmental Management Report 2011 25