環境報告書2011

環境報告書2011 page 32/84

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4.環境ISO学生委員会の活動環境ISO学生委員会の活動■放置自転車対策活動上浜キャンパス内はとても広く、多くの学生が移動手段として自転車を使用しています。在学中に壊れてしまったり卒業の際にいらなくなったとい....

4.環境ISO学生委員会の活動環境ISO学生委員会の活動■放置自転車対策活動上浜キャンパス内はとても広く、多くの学生が移動手段として自転車を使用しています。在学中に壊れてしまったり卒業の際にいらなくなったといった理由で放置されることが多く、景観悪化、緊急経路の阻害などが問題となっています。そこで、大学内の放置自転車を撤去することで、この問題の解決を目指しています。また、回収した自転車の中から、修理可能な自転車を再利用することで資源の有効利用の促進を目指し平成17年度から活動を学務部と共同で行っており、体育会応援団も協力してもらいました。平成22年度は、活動を開始して4年目で、初めて回収した自転車が400台を割り込むという成果になりました。修理の結果、約30台の自転車をリユースすることができ、新入生や留学生への譲渡を行う予定でいます。■江戸橋駅駐輪場上浜キャンパスの最寄り駅である、多くの学生が利用している近鉄江戸橋駅の駐輪場は、通路などの駐輪場以外にも多くの自転車が駐輪されていました。そのため、周辺地域の方や駐輪場を利用している人たちの通行の妨げや、景観の悪化につながっています。そこで、学生の駐輪マナーの向上を図ることを目的に、津市やその放置自転車対策業務として駐輪場の整理を行っている方々と協力し、駐輪場の整理を行いました。また、自転車の駐輪マナー向上を啓発するポスターを作成し呼びかけを行いました。放置自転車台数の変遷放置自転車の回収ポスター掲示(平成22年6月22日)枚数(枚)台数(台)平成19年度平成20年度平成21年度平成22年度自転車整理状況(平成22年6月22日)◆学生によるMIEキャンパス宣言私たち人類は生まれてから今日まで休むことなく発展を続けてきました。しかし、この発展が私たちの暮らすかけがえのない地球を傷つけ、地球温暖化のような深刻な環境問題を生み出しています。そして現在この深刻な問題は私たちのすぐ傍まで来ています。このような状況の中で、空・樹・波の三翠に恵まれた我が三重大学は、かけがえのない地球を守るため、三重県内唯一の総合大学として環境先進大学を目指します。私たちが環境先進大学を目指すにあたり、Nature Judges our Future─自然が私たちの未来を判断する─という目標を掲げます。これは私たち人間だけが環境への良し悪しを判断するのではなく、自然も同じように判断するというものです。例えば、「10年後にウグイスが棲むキャンパス」というように、動物や植物に私たちの活動を判断してもらうことで、本当の意味での環境改善が図られるのではないでしょうか。そして、この先にある人類と自然の共生を目指して私たちは活動を行っていきます。このように一歩先を見る環境先進大学を目指すにあたり、NatureJudges our Futureの更に一歩先を行くという思いを込めて、NをMへ、JをIへ、FをEへ、それぞれの頭文字を繰り上げた、自然と共生した環境先進大学“MIEキャンパス”を創造していくことを宣言します。そのために、学生一人ひとりの環境意識を高め、一人ひとりが自主的に考え、行動しやすい空間を創造します。具体的な取り組みとして、ごみの減量、資源の再使用、リサイクルを徹底することにより、このことが当たり前と実感できるキャンパスを目指します。また、こうした三重大学で培った環境マインドを学内だけでなく、積極的に地域社会に広げていくことで、より豊かな地域社会づくりに貢献していきます。この活動を地球上のすべての生き物へ、未来の世代へ、そして地球へ伝える“MIEキャンパス”を実現します。2006年2月21日三重大学環境ISO学生委員会30 Environmental Management Report 2011