環境報告書2011

環境報告書2011 page 35/84

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概要:
5.環境教育三重大ブランドの環境教育三重大ブランドの環境教育プログラムは大きく2つのプログラム、「環境資格支援教育プログラム」および「国際環境教育プログラム」で構成されます。環境資格支援教育プログラム1.....

5.環境教育三重大ブランドの環境教育三重大ブランドの環境教育プログラムは大きく2つのプログラム、「環境資格支援教育プログラム」および「国際環境教育プログラム」で構成されます。環境資格支援教育プログラム1.カリキュラムの概要大学教育において、環境資格の取得に関連する科目は多数ありますが、系統的に資格取得できる環境教育プログラムを組んでいる大学はそれ程多くありません。三重大ブランドの環境教育の目的は、地域に根ざし、世界に誇れる環境マインドの高い環境人財を養成することによって、大学の社会的責任(USR)を果たすことにあります。環境関連資格が、卒業後の進路において有利であることは認識されていますが、在学中の学生の認知度は必ずしも高くないことが指摘されています。三重大ブランドの環境教育の特色は、共通教育および専門教育との連携によって継続的な環境教育の実施が可能となり、学生にとって潜在している機会をいつでも顕在化できる強みです。「環境資格支援教育プログラム」は、環境関連の資格取得を支援する効果的な学習教育プログラムであり、主に共通教育主題G(環境問題と人間社会)に属する科目と、関連する共通教育科目および各学部の専門科目で構成されます。プログラムの修了要件を満たせば修了証書が学長より授与され、また履歴書などへ記載して、社会に広くアピールすることが出来ます。プログラムの修了要件は、必修科目(2単位)および選択必修科目(1~2単位)、選択科目(8単位)の合計11~12単位を取得することになり、必修科目は「環境資格支援ガイダンス」(共通教育主題G)、選択必修科目は「環境インターンシップ」「国際環境インターンシップ」(ともに共通教育主題G)、または学部において実施されているインターンシップ科目です。環境/国際インターンシップについては、環境ISO推進室(現環境管理推進センター)が認めた国内外の行政・企業・団体・国連関連機関でのインターンシップが認められます。さらに選択科目については、共通教育主題Gの通常科目・総合科目のうち1科目(2単位)、または環境法入門(共通教育主題A;2単位)のいずれか、さらに共通教育全主題(A-G)のPBLセミナーのいずれか1科目(4単位)、専門教育のいずれか1科目(2単位)の合計8単位を修得することとなります。PBLセミナーは、主題の如何にかかわらず、学んだ問題解決の方法論が、環境資格支援教育の遂行において有効な手段となります。2.平成22年度の成果平成22年度環境資格支援教育プログラム関連科目への受講生数は、共通教育科目において2,678名、単位取得者が2,255名であり、全学部生数(6,143名)の約43.6%(受講生の割合)および36.7%(単位取得者の割合)を占めています。これは、平成21年度と比較し受講率で0.7%、単位取得率で2.5%増加しています。また学部専門科目を合わせると、受講生4,260名(69.3%)中3,600名が単位取得(58.6%)しています。これらのことからも、三重大ブランドの環境教育が多くの学生に大きなインセンティブを与え、積極的な受講を促したことが分かり、受講者や単位取得者は僅かではありますが増加傾向を示していると思われます。平成23年3月24日(1次)・4月22日(2次)に所定の単位を取得した学生に対し、最高環境責任者(学長)より修了証書の授与を行いました。平成22年度の修了者は、16名(3年生6名・2年生8名・1年生2名)となりました。単位取得者全学部生2,255名6,143名36.7%受講生(共通教育科目)2,678名43.6%単位取得者全学部生3,600名6,143名58.6%受講生(学部専門科目を含む)4,260名69.3%環境資格支援プログラム修了証書授与式(平成23年4月22日)環境教育Environmental Management Report 2011 33