環境報告書2011

環境報告書2011 page 37/84

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5.環境教育三重大ブランドの環境教育プログラムの特色1.環境資格支援教育プログラム本教育プログラムの履修者には、大学生の時期から大学の運営における環境側面、すなわち本学EMSのPDCAサイクルに関わらせることに....

5.環境教育三重大ブランドの環境教育プログラムの特色1.環境資格支援教育プログラム本教育プログラムの履修者には、大学生の時期から大学の運営における環境側面、すなわち本学EMSのPDCAサイクルに関わらせることにより、より実践的な環境教育を行います。特に、平成21年度からは共通教育の科目として「環境内部監査員養成セミナー」(主題G、後期・2単位)を開講しており、平成22年度は所定の単位を修得した学生56名に対して環境内部監査員の資格を付与しました。平成21年度までの有資格者を合わせ、現在学生119名(卒業生は含まず)が環境内部監査員として登録されています。そして内部監査員資格を取得した学生を、大学内のISO推進における評価過程に積極的に参加させます。こうして実地体験を積むことにより、卒業後には環境スペシャリストとしての活躍が期待できます。また「環境インターンシップ」を実施することで、社会のニーズに対応できる技能の取得や社会的責任を果たせる環境マインドの向上が期待でき、社会に認められる環境人財を養成します。学生も参加した内部監査2.国際環境教育プログラム韓国・中国・モンゴル・インドネシア・オーストラリア・日本の大学と「アジア・太平洋環境コンソーシアム」を構築することにより、環境教育プログラムの開発および交流を行い、国際的視野を持つ環境教育を行います。また、これら国内外の豊富な環境教育プログラムだけでなく、海外の企業や国連関連の国際機関における「国際環境インターンシップ」の実施によって、環境ボキャブラリを有する実践的外国語能力を高めると共に、国内に留まらない視野の広い国際的に通用する環境人財を養成します。三重(地域)に根ざし、世界に誇れる国際環境人財を養成することは、「三重から世界へ」という本学の教育理念そのものです。コンソーシアム戦略会議(平成22年10月16日)3.教育プログラムのPDCAサイクル本取り組みの2本柱である、「環境資格支援教育プログラム」および「国際環境教育プログラム」のPDCAサイクルは、環境ISO推進室(平成23年度からは環境管理推進センターに改組)を中心に、共通教育センター、国際交流センターや学部との連携によって全学で実施されます。計画(Plan)においては、環境資格支援教育プログラムの開発や提案、すなわち環境関連科目における新たな取り組みや展開、環境インターンシップ・国際環境インターンシップにおける新たな取り組みなどが計画されます。これらが積極的かつ主体的に全学で実行(Do)され、さらに評価(Check)においては、内部監査やアンケートによる学生の満足度調査など、そして産官学民の第三者評価によって成果と課題を探ります。第三者評価においては、社会のニーズを考慮し、学内および学外の第三者機関からなる委員会を組織することで、プログラムの内容および成果を客観的に検証できるようになっており、持続可能な社会構築に寄与できる大学の社会的責任(USR)を果たしています。特に前述のように、本学の特色として学生(環境資格支援教育プログラムの履修者)による内部監査が行われており、このPDCAサイクルの中に実践的教育を組み込んでいます。また見直し(Act)においては、プログラムの改善や新たなプログラムの提案などが行われ、次周期へ向けての継続的改善を図ります。第三者評価会(平成23年1月31日)環境教育Environmental Management Report 2011 35