環境報告書2011

環境報告書2011 page 63/84

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10.防災・安全衛生への取り組み自然災害に備えた取り組み本学の位置する三重県は、東海・東南海・南海地震の発生による甚大な被害が懸念される地域性に鑑み、本学では学内防災対策として学生・教職員を含めた防災訓....

10.防災・安全衛生への取り組み自然災害に備えた取り組み本学の位置する三重県は、東海・東南海・南海地震の発生による甚大な被害が懸念される地域性に鑑み、本学では学内防災対策として学生・教職員を含めた防災訓練などを実施しています。加えて、災害対応のスペシャリストを学外から配置し、平時における備蓄品の管理方法の確認、緊急連絡体制などの体制整備に取り組んでいます。特に、今年度は大規模災害を想定した総合防災訓練では、教職員を主体とした緊急参集伝達訓練、学長を本部長とする災害対策本部運営図上訓練を2回、全学を対象とした実働防災訓練(津波避難訓練、初期消火訓練、応急救護所開設訓練、負傷者搬送訓練、エレベーター内閉じ込め者救出訓練、児童の引渡・避難訓練)を実施し極めて大きな成果と教訓を得ることができました。その後、この訓練に対する評価・反省を踏まえ、大規模地震の減災化に向けて「危機管理マニュアル(自然災害対応編)」の改訂を行いました。この災害対策本部の運営に係る図上訓練を重ねて実施してきたことにより、平成23年2月に発生したニュージーランド地震の際には、本学の学生・教職員に対する迅速な安否確認を行うことができました。さらに、翌3月に発生した東日本大震災発生の際には、三重地域に対する津波警報発令以前より災害対策本部を自主的に設置し、同本部における正確な情報収集と的確な状況判断に努めました。その結果混乱を来すことなく学生・教職員に対し、昨年度より導入、運用を開始している緊急放送・減災システムを利用しての迅速な避難指示を行うことができ、訓練の重要性・必要性を再認識しました。また、今年度より学生・教職員の安否情報をより早く収集するための「安否確認システム」導入に向けての検討を始めました。図上訓練応急救護所での救護訓練安全衛生への取り組み本学では、大学の構成員である学生と教職員が、安心して快適に教育、研究及び種々の業務が遂行できる学内環境作りのために、さまざまな角度からの取り組みを行っています。■労働者の健康を守る3大管理■防災・安全衛生への取り組み作業環境管理作業環境測定を実施し、作業環境中の種々の有害要因を取り除いて適正な職場環境を確保し、労働者の健康保持に努めています。健康管理健康診断の実施とその結果に基づく事後措置を行い、職員の健康状態を把握し、作業環境や作業との関連を検討しながら健康障害を防止し、さらに健康増進を図っています。作業管理作業に伴う有害因子の発生を防止・抑制するため、作業方法・手順を定めたり、保護具の適正使用を推進しています。Environmental Management Report 2011 61