環境報告書2011

環境報告書2011 page 72/84

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概要:
11.環境マネジメントシステムの概要1.更新審査の結果2.観察事項環境マネジメントシステムの概要審査の総評では、最高環境責任者である学長の環境方針が2年目となり、施設改修および病院の再開発、環境関連法規制など....

11.環境マネジメントシステムの概要1.更新審査の結果2.観察事項環境マネジメントシステムの概要審査の総評では、最高環境責任者である学長の環境方針が2年目となり、施設改修および病院の再開発、環境関連法規制などの改正などを十分考慮した環境マネジメントシステムの展開などが有効に働いていると判断され、認証登録が行われました。総評の中では、特筆すべき点として次の4点コメントされました。1継続した環境への取り組みおよび成果により、外部からの表彰を受けている点◎第8回日本環境経営大賞環境経営パール大賞の受賞◎第13回環境コミュニケーション大賞環境報告書部門の受賞◎ミエエコビーチ2009活動賞の受賞◎津市からの感謝状の受領◎勢水丸のシップ・オブ・ザ・イヤー2009の受賞2“カーボンフリー大学構想”として、2020年(平成32年)までに二酸化炭素排出量を1990年(平成2年)比で30%削減を宣言され、設備改善/学内運用改善/学外運用改善に分類し、それぞれ目標達成に向けたロードマップが明確に策定され、展開され始めた点3三重大ブランドの環境教育GPが3年目を向かえ、環境資格支援教育プログラム、国際環境教育が確実かつ積極的に展開され、パフォーマンスが向上している点4COP10期間中に“COP10 in三重”を中心となって企画するなど、地域の情報発信の拠点として、地域貢献が効果的に展開されている点工学部の現場審査更新審査の結果に関して、不適合はありませんでしたが、次の観察事項がありました。※観察事項:是正に繋がる事項としてあげられ、推奨事項のことを言うが是正義務はない項目です。1.環境側面(4.3.1):地域イノベーション学研究科、生物資源学部、学務部環境側面の抽出は各部局が環境影響調査票により抽出し、著しい環境側面を環境側面登録簿に登録していますが、一層各部局の調査を確実に把握することの提案があります。2.目的、目標及び実施計画(4.3.3):総括環境責任者、環境ISO推進室、全体環境目的・目標の取り組みに関して、学長より「世界一の環境先進大学」が名実ともに評価できる礎を構築する指示もあることから、その点も考慮したパフォーマンス評価の仕組みを検討されることを推奨いたしますなど、全学共通に加え自部門の業務の特性を反映した目的・目標、および環境に有益な取り組みを増やすような設定とパフォーマンスの向上につながるよう工夫の提案がありました。3.コミュニケーション(4.4.3):施設部外部コミュニケーションをとった、一連の活動に関しては、時間経緯で協議内容を含め記録として確実に維持することを提案されました。4.運用管理(4.4.6):環境ISO学生委員会環境方針を周知することを目的に配布されている「エコキャンパスカード」には、環境方針の他に、個人目標の記載欄やチェックリストなども記載できるので、このカードの利用の仕方を工夫する提案がありました。5.監視および測定(4.5.1):環境ISO学生委員会、医学部「古紙回収の啓発活動の成果を大学祭でのアンケートを活用して確認する」など、監視測定する項目を工夫することと具体的な監視項目は、目的・目標の進捗状況を明確にして、次のステップへの進むための検討材料とするなどの提案がありました。6.マネジメントレビュー(4.6):総括環境責任者、環境ISO推進室年1回の最高環境責任者による見直し結果では、学長からの指示事項などの内容も確認できましたが、学長からの指示を適切かつ確実に実行し、解決していくため、環境マネジメントシステム全体のPDCAサイクルが、より効果的に展開できるように提案がありました。70 Environmental Management Report 2011