三重大学の環境方針に沿って、地域の方に開かれた大学を目指し、学内の景観美化活動を行っています。
三重大学内には、様々な樹々が植えられていることから落ち葉が多く発生し、景観の悪化・排水溝を詰まらせるなどの問題がありました。

そこで、この落ち葉を集め、焼却処分せずに堆肥にして資源を循環させる事は出来ないだろうかと考え、
2007年度より落ち葉を自分たちで回収し堆肥化させる活動を開始しました。
2011年度には、落ち葉堆肥化用の木枠3台を教養教育棟2号館裏に設置しました。
2014年度からは新しくコンクリート製の堆肥ピットを用いて活動を行っております。

活動内容

①キャンパス環境整備室職員の方々が落ち葉の回収をします。

②月に1回、堆肥を掘り起こして空気を入れます。(これを切り返しといいます)

③出来上った堆肥を袋に詰めます。

④堆肥を学内で使用したり、譲渡したりします。

切り返しとは

落ち葉をかき混ぜ、微生物の分布の偏りをなくし、空気を含ませることで、微生物の活動を活発化させ、発酵を促すことです。

落ち葉投入時は微生物のえさとなる米ぬかを入れ、夏には堆肥内部が乾燥するため水を与えています。

堆肥の温度測定

堆肥の温度を記録し、発酵がどのように進んでいるか調査します。

※切り返しと学内での堆肥の使用の間に入れる

学内での堆肥の使用

環境ISO学生委員会の管理する花壇に花を植える際に使用しています。

他にも環境・情報科学館前の緑のカーテンや桜芝などに使用し、学内に還元しています。

2013年度の使用状況

学内花壇:32袋

緑のカーテン:11袋

堆肥の譲渡

学内だけにとどまらず、出来上った堆肥は付属学校や企業の方に譲渡しています。

2012年度の譲渡状況

附属学校:200袋

SHARP三重工場:20袋

2013年度の譲渡状況

附属学校:320袋

SHARP三重工場:80袋

2014年度の活動予定

・堆肥の質の向上

堆肥の質の向上をめざして活動します。

また、生協からいただいている「ぼかし」という生ごみ残渣を投入し、堆肥の発酵の促進と栄養の付加をします。