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井村屋株式会社の工場見学に環境ISO学生委員会が参加しました
3月17日(木),津市に本社がある井村屋株式会社さんの工場見学に環境ISO学生委員会から1年生3名が参加しました。
SDGs先進企業である井村屋さんのさまざまな環境保全やSDGsの働きがいと経済成長の実現に向けた取り組みについて,顧問(環境・SDGsアドバ
イザー)の堀川 勉良(ほりかわ かつよし)さんにご説明いただきました。
■あずきバー生産ライン
年に約3億本売れているあずきバー1箱(6本入)のカーボンフットプリント*を計算し,特に多くのCO₂排出量に繋がる過程に注力してCO₂排出量を
削減する取り組みを進めていました。
*ある商品やサービスのライフサイクル(原材料調達~生産~流通・販売~使用~廃棄・リサイクル)について,それぞれの過程でどれくらいのCO₂
排出があるかを見える化する取り組み
■ガスコージェネレーションシステム(1,200kW)
都市ガスを燃料に発電しつつ,排出される高温の排ガスで蒸気を作ることで,省エネ,CO₂排出削減に加え,BCP(事業継続計画)対策にもなって
いました。
■バイオマスボイラ
都市ガスよりCO₂排出量が少ない木質チップを燃料としたボイラを採用していて,作り出される蒸気は,あずきを炊いたり,肉まん・あんまんを蒸す
工程で使用されています。
■太陽光パネル(1,000kW)
PPA*事業を活用して設置されていました。直射日光を遮ることで工場内の温度を約4℃下げる効果もあり,空調負荷の軽減が期待できます。
*PPA(Power Purchase Agreement(電力販売契約)は,電気を利用者に売る電力事業者と,需要家(電力の使用者)との間で結ぶ「電力販売契
約」事業のことです。
その他,SDGsの観点から災害時にもコージェネレーションシステムにより発電することが可能なので,構内に設置している津市防災井戸に給電し
て,地域の方々へ生活用水を提供したり,スマートフォンの充電施設としても利用できたりと,地域・社会貢献活動にも力を入れられているところ
が非常に印象的でした。
環境ISO学生委員にとって,大変貴重な経験となりました。
コロナ禍ということで,今回は最少人数で訪問をさせて頂きました。
ありがとうございました。