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地球環境センター
世界初の試みの「海藻から燃料 養殖実証」に関する記事が中國新聞に掲載されました
2025年7月1日、中國新聞に『海藻から燃料 養殖実証 京都大学や三重大学などチーム 周南の戸田沖 世界初の試み』というタイトルで、柴田敏行教授の研究グループが取り組んでいるバイオエタノールに関する記事が掲載されました。
~記事掲載の内容を解説~
研究グループは、山口県周南市の戸田(へた)漁港で、食用に向かない大型藻類の「ホンダワラ」などの種苗を大量生産し養殖する技術を確立し実証事業を開始しました。
この実証事業は、国立研究開発法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の大型プロジェクト「ムーンショット型研究開発事業」の一環で、三重大学と、京都大学、京都工芸繊維大学と企業数社の産官学共同研究として2022年に採択され始動しています。三重大学からは、柴田敏行教授、田中礼士教授、三宅英雄准教授、山本康介助教、奥山哲也環境ISOアドバイザーが研究グループのメンバーです。2024年度から山口県周南市で大型海藻の養殖実験を開始し、「再生航空燃料(SAF)」などの原料となるバイオエタノール生産の実証プラントを2025年度に建設着工の予定です。
周南市での実証試験に関するキックオフ委員会の戸田漁港現地視察
周南市での実証試験に関するキックオフ委員会の現地視察のメンバー