「世界一の環境先進大学を目指す三重大学」

「地球環境大賞」とは、平成4年にフジサンケイグループが「産業の発展と地球環境との共生」をめざし、産業界を対象とする顕彰制度として世界自然保護基金(WWF)ジャパン(名誉総裁・秋篠宮殿下)の特別協力を得て創設され、持続可能な社会の実現に寄与する技術・製品開発、環境保全活動・事業の促進と21世紀の社会システムの探求、地球環境保全に対する意識の一段の向上を目的としています。

平成10年に環境活動に熱心な自治体、同15年には大学と市民グループも顕彰対象に加え、産学官と市民が一体となった制度へ一層の充実を図りました。同17年から大学部門を「学校」に拡大し、小・中・高校も対象に加えられました。

三重大学は、「地域から学び、世界に誇れる」教育理念の基、「世界一の環境先進大学」を目指して環境教育・研究・地域貢献・業務運営の合理化を推進しています。ISO14001認証取得に伴う環境マネジメントシステム(EMS)の構築、スマートキャンパス推進によるCO₂の大幅な削減、循環型キャンパスの3R活動、産官学民の連携による町屋海岸清掃・生物多様性保全活動、「三重大学ブランドの環境人財」を育成する実践環境教育を積極的に実施し、大学の社会的責任(USR)を果たしています。

具体的な取組は次のとおりです。

1.「環境管理推進センター」を設置し、ISO14001認証に伴う環境マネジメントシスム(EMS)を構築、運営しています。

2.「三重大学環境・情報科学館」を自己資金で建設し、低炭素キャンパス・循環型キャンパス・地域との共存を図る拠点を運営しています。

3.スマートキャンパスの推進に伴うエネルギー転換及び再生可能エネルギー導入、環境活動のインセンテイブ化等によるCO₂の大幅な削減を推進しています。

4.「三重大学ブランドの環境人財」育成の実践環境教育を共通教育及び専門教育において積極的に推進しています。

5.学生と教職員による、レジ袋削減(Reduce)、放置自転車や家電製品の再使用(Reuse)、古紙回収によるトイレットペーパー化(Recycle)による3R活動を積極的に展開しています。

6.産官学民との連携による町屋海岸での清掃活動や生物多様性保全活動を行っています。

これらの環境活動の取り組みが高く評価され、フジサンケイグループが主催する第22回地球環境大賞において、「文部科学大臣賞」の受賞が決定しました。

授賞式は、平成25年4月22日(月)12時30分から秋篠宮同妃両殿下御臨席のもと、東京・元赤坂の明治記念館で行われます。