春ですね、何か新しいことを始めたい季節です。

 

3月30日、熊野市波田須町で行われた河津桜の植樹に、三重大学環境ISO学生委員会の3名が参加しました。

これは、熊野市林業推進課 彩・ふれあいの森づくり促進事業を活用して実施されたもので、

植樹は世界遺産熊野古道「波田須の道」の近くにて、一般参加者と私たち学生委員他、合計20名程で行われました。

熊野の風土、潮風や雨などを肌で感じつつ一日が始まりました。

 

午前中は地域視察を行いました。

熊野の歴史は古く、紀元前に遡るものもあり、歴史に所縁のある場所や催事、植物について、地域の方からお話を聞くことができました。

午後からの植樹の時間や植樹の後に、熊野での生活のお話や、参加や開催の経緯を聞くことができ、

私たちの植樹への思いは一層濃くなりました。

 

午後から実際に植樹を行いました。

地元の方に植樹の方法を教わりながら、一緒に協力して河津桜を植えていきました。

方法だけでなく、他にも教わったコツや工夫には、地元の特徴に上手く対応するための地元の知恵がたくさん詰まっていました。

1日という短い間でしたが、熊野で見たことや、学んだこと、体験したことはもちろん、

熊野古道の近くにかつて棚田であった場所が広がっていたことも印象に残りました。

 

当日16時に開通したばかりの紀勢自動車道を通ってより身近に感じた熊野から、

また私たちにも何かできないかという思いと共に帰ってきました。

とても刺激になる貴重な1日となりました。