こんにちは。環境ISO学生委員会広報部の一年生です。

最近政府の脱原発化や新エネルギー政策の話題がホットですね!

そんな中、9月8日(土)に学生委員14名で浜岡原子力発電所の見学に行ってきました。

原発へ向かう途中はものすごい雷雨で天候が心配されましたが、現地は晴れていて絶好の見学日和でした。

 

現地に到着して、まず浜岡原子力館を見学しました。

職員の方から日本のエネルギー事情や浜岡原発の地震・津波対策についての40分ほどのを聞いた後、

二つのグループに分かれて館内にある実物大の原子炉模型や防波壁模型を見ながら説明を受けました。

 

 

また、展望台からは原発敷地内全体やその周辺を見渡すことができ、

工事中の防波壁や新エネルギーとして期待される風力発電が見られました。

天気のいい日には富士山も見られるらしいですよ!

 

次に、定期検査中の5号機を見学しました。

原発内に入る前に金属探知機を通らされたのですが、

9.11のテロ以来行っているセキュリティー強化のための取り組みのうちの一つだそうです。

原子炉と見学場所は窓ガラスで隔てられていたのですが、そのガラスは厚さが約25cmもあり、

また中には鉛が含まれていて見学者の安全性がとても配慮されているということを知り、とても驚きました。

中央制御室には大きな画面にたくさんの数字やランプが表示されていました。

制御室で原子炉を管理している人は、画面を一目見ただけで原子炉がどのような状態であるかが分かるらしいです。

しかも、この係に就くためには何年も下積みを積まなければならないのです。とても大変だと思いました。

 

今回の見学を通して、原発の安全対策の実態や原発の抱える課題について多少なりとも知ることができました。

ある中小企業の方は、「日本の国民の立場としては原発ゼロになって欲しいが、中小企業で働く一人の立場としては、

原発がなくなることによって電力が上がるので製品の値上げをしたいが値上げをすると買ってもらえないので泣き寝入りで受け入れている。

そこのジレンマが苦しい。」とおっしゃっていました。

このような現場の声も知らずに安に「原発反対」とは言ってはならないと思います。

このようなことも踏まえて、原発を受け入れるか反対するかの結論を出さなければならないと思います。

 

難しい問題ですが、みなさんもぜひ一度この問題について考えてみてはどうでしょうか。