こんにちは、もうポカポカ陽気の春ですね。

3/4(月)に三重大学環境ISO学生委員会の6名で、三重県多気町にあるSHARP三重工場の見学に行ってきました。

(シャープ三重工場の写真)

 

はじめに、SHARP設立の経緯や三重工場が実施している環境へ配慮した取り組みについて説明していただきました。

三重工場では、パソコンや携帯電話などに使われている液晶ディスプレイパネルだけを製造しているそうです。

ちなみに、「SHARP」の名前の由来は「エバレディ・シャープペンシル(常に先がとがっている鉛筆の意味)」からきているそうです。

その後工場内の設備を見学しました。純水製造方法では、生産で使用した水は川へ放流せずに、

きれいにして何度も工場内で使用するという「クローズ・ド・システム」が行われていました。

(ろ過の説明を聞く学生委員)

 

また排水処理設備では、近くの川に放流する水を、天然の微生物によるいくつもの分解処理やろ過処理を経て、

最終的には化学薬品が全く含まれていない飲み水として利用できるほどきれいな水になるそうです。

私たちも、完全にきれいになった状態の水を実際においしく飲ませていただきました。

(排水処理施設を見学する学生委員)                           (きれいになった水を試飲する学生委員)

 

排気処理設備を見学した際に煙突からは白い煙が出ていました。

初め、その煙は有害物質だと思っていましたが、実際には水蒸気が湯気として見えているだけで、人体に悪影響はないそうです。

(煙突の様子)

 

今後は、私たちが工場を見学して学んだ内容をまとめ、検証レポートとしてSHARPへ送ります。

その内容は、SHARP三重工場の環境報告書にも掲載されます。

昨年度版が三重大学構内の環境・情報科学館1階に置いてあるので、是非一度ご覧になってみてください。