6月25日(木)、環境・情報科学館で「平成27年度省エネおよび環境マネジメントシステム研修会」が行われました。

本研修会は、環境マネジメントマニュアルに基づき行われ、本年4月から新しくなった「三重大学環境方針」の説明、環境の重要性の再認識と省エネ活動等の環境活動の推進を目的に開催され、会場となった環境・情報科学館には、一般参加者、学生・教職員あわせて112名が参加しました。

始めに駒田美弘学長から挨拶が行われました。駒田学長は、「学生をはじめ多くの方々にご参加いただき嬉しく思います。熱気のある講演、質問を期待しています」と会場へメッセージを送りました。

DSCN8039駒田美弘学長

DSCN8045.JPG加納哲環境担当理事・国際環境教育研究センター長

学長の挨拶のあと、環境担当理事で国際環境教育研究センター長でもある加納 哲理事より、新しくなった「三重大学環境方針」についての説明がありました。学長が交代し、4月にから新体制となった三重大学では、新たな環境方針の中で 以下の取組を掲げ、学長の強いリーダーシップの下で『世界に誇れる環境先進大学』を目指すとの話がありました。

  • (教育)1.将来を見据えた先進的な環境知識と環境倫理、環境マインドを兼ね備えた学生を社会に輩出する。
  • (研究)2.大学キャンパスや施設を活用し、自然共生、地球温暖化防止、資源・エネルギー利用等の革新技術の実現化立証に供する。
  • (社会貢献)3.地域社会と協働の場として三重大学を活用し、環境情報の発信拠点とする。
  • (業務運営)4.全学が、ISO14001規格に準拠した環境マネジメントシステムを運用することにより、大学自らが資源の利活用やエネルギー消費低減に努める。
    三重大学環境方針全文

続いて、地域イノベーション学研究科の坂内正明教授より、「スマートキャンパスの成果と節電(デマンドレスポンス)」と題して、本学の環境活動について説 明がありました。「省エネ」「創エネ」「蓄エネ」を総合的に実践した取組である「スマートキャンパス」は今年1月に大学では全国初となる省エネ大賞 最高評価「経済産業大臣賞」を受賞しています。坂内教授からは、その概要と成果、今後の展望についての話がありました。(スマートキャンパスについてはこちらをご覧下さい・・・スマートキャンパスのページ

DSCN8056.JPG地域イノベーション学研究科坂内正明教授

DSCN8065.JPG施設部草一宏部長

DSCN8095.JPG国際環境教育研究センター
奥山哲也アドバイザー

研修会の後半では、施設部の草一宏部長、国際環境教育研究センターの奥山哲也アドバイザーから、それぞれ「三重大学におけるエネルギー使用量(使用 料)とスーパークールビズについて」「環境マネジメントシステムについて」と題して、今後のより具体的な取り組みや、改正となる環境規格ISO14001 についての説明がありました。また、最後の質疑応答では、学生から本学の環境教育への提言なども飛び出し、環境への関心の高さが伺えました。

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本研修会資料はこちらをご覧下さい・・・環境教育資料のページ(学内限定)

これからも三重大学では『世界に誇れる環境先進大学』を目指し、様々な取り組みを行っていきます。