最高環境責任者へのインタビュー クロージングミーティング

三重大学は、ISO14001認証取得から2年が経ちました。

ISO14001認証更新審査は、3年ごとに行われますが、更新までの間、1年に1回(計2回)サーベイランス(継続審査)が行われます。

今年度は、第2回目のサーベイランスとして、10月7・8日の2日間、三重大学の環境マネジメントシステムが、有効に運用されているかの確認が行われました。審査の結果、不適合は発見されず、運用している環境マネジメントシステムが有効に働いていると判断され、継続が決定しました。

来年度は、更新審査が行われます。引き続き、環境マネジメントシステムの運用(維持・管理)を、これまで同様ご協力を頂きますようお願い致します。

各審査対象ユニットの皆様、ありがとうございました。

サーベイランス結果は以下の通りです。

・・・特筆すべき事項・・・

1.コミュニケーションに関して
・・・外部コミュニケーション・・・
環境報告書の発行の他、外部との意見交換、情報発信など良好な外部コミュニケーションが維持されています。
・・・内部コミュニケーション・・・
教員と学生との内部コミュニケーション及びその結果のフィードバックが効果的に実施されていました。
(例)教育学部
:環境ISO学生委員会との意見交換の実施と、「FD通信」による結果のフードバック
人文学部
:“学部長と語る会”の実施と、学部長連絡帖による結果のフィードバック
2.活動の成果・効果の一部としての外部表彰を受けいている点 ・「平成20年度容器包装3R推進環境大臣賞」地域の連携協働部門優秀賞
・「第12回環境コミュニケーション大賞環境報告書部門」環境配慮促進法特定事業者賞
・「第12回環境報告書賞・サステナビリティ報告書賞」環境報告書賞公共部門賞
・三重テレビ開局50周年記念「環境活動賞」(町屋海岸の清掃活動)
3.最高環境責任者からの方針が、確実に展開されつつある点 ・今期より、"世界一の「環境先進大学」を目指して"のより積極的な取り組み及びUSRが最高環境責任者により表明されております。これに伴い、従来からの学内外での積極的な3R活動、環境人財の養成、知の拠点としての社会貢献などが引き続き展開されていることを確認しました。また、グローバルな視点で、生物多様性条約COP10への積極的な参加、国際ユース会議の誘致など、トップ方針の具現化が明確に展開されつつあることを確認しました。
・また、総合環境リサーチセンターの立ち上げにより、各学部の活動が横断的に把握でき、大学全体での環境科学技術研究の取組み、効果の発揮へとつながる仕組みが出来上がり、展開され始めたことは、今後の成果が期待されます。
・・・その他観察事項・・・
1.目的、目標及び実施計画(4.3.3)
:全体
目的目標を設定する際、パフォーマンスに着目した設定をすることを推奨します。
2.順守評価(4.5.2)
:環境ISO推進室
・定期的に「法律・条例等順守チェックリスト」にて、順守評価が行われていましたが、その記録を残す際、記述内容に工夫を望みます。
3.不適合、是正処置及び予防処置
(4.5.3):施設部、
環境ISO推進室
・排水処理に関して、その都度の対応を確認しました。また、予防処置の方向性等も確認できましたが、EMSのルールに従った確実な管理を推奨します。