12月4日(土)に大阪大学において開催された「CAS-Net JAPAN 2021年次大会」において,三重大学環境ISO学生委員会の「リユースプラザin 三重大学」の取組が,サステイナブル・キャンパス賞(SC賞)学生活動部門において奨励賞を受賞しました。また,「CAS-Net JAPAN 2022年次大会」が三重大学で開催されることが正式に決まりました。

CAS-Net JAPAN(サステイナブルキャンパス推進協議会)は,2014年に日本の国公立大学,私立大学,企業など44法人によって設立され,環境に配慮した大学設備と維持管理,環境負荷低減の大学運営,教育・学生の参画,地域・国際連携とネットワークなどを目的に活動を行っています。また,サステイナブルキャンパス活動を行なっている,韓国・中国・タイとの国際連携活動を行い,アジアの持続可能な社会形成に貢献しています。
 三重大学は,設立時から中心的に関わっており,朴 恵淑特命副学長(環境・SDGs)は,CAS-Net JAPANの副会長として,サステイナブル・キャンパス賞(SC賞)の審査委員長をつとめています。
 三重大学環境ISO学生委員会は,2009年からリユースプラザ活動を行い,卒業生から不要になった家具や家電製品を回収し,新入生に無償で譲渡する活動によって,廃棄物の削減に寄与するだけでなく,古本や放置自転車のリユース活動も並行して実施するなど,キャンパス全体で組織的に取り組んでいる点が高く評価されました。

「CAS-Net JAPAN 2022年次大会」は,10回目の記念すべき大会となることから,国内の大学だけでなく,韓国・中国・タイの諸大学からの参加を促し,2030年に向けた国連持続可能な開発目標(SDGs)のさらなる発展的展開を図ることも期待されています。「CAS-Net JAPAN 2022年次大会」の開催校として,朴 恵淑特命副学長(環境・SDGs)が「地域共創大学三重大学の環境・SDGsの先進的取組」について発表し,三重大学の教育・研究・社会貢献・環境・SDGs・三重大学のビジョンについて積極的なアピールを行い,また,「CAS-Net JAPAN 2022年次大会」の成功に向けて,緊密な大学間連携を呼びかけました。

地域共創大学としてカーボンニュートラル社会形成に向けた「三重大学モデル」が,「CAS-Net JAPAN 2022年次大会」を通じて,産官学民のパートナーシップによって一層加速され,さらなる発展的展開に繋がることが多いに期待できます。